GDPRとVectorworksソフトウェアに関するよくある質問

一般データ保護規則(GDPR)として知られる新しいEUデータ保護規則の施行に伴い、Vectorworks, Inc. とそのグループ企業(以下、総称して「当社」)は、お客様のVectorworksソフトウェアからデータがどのように収集されるか、また、当社が受け取るデータをお客様がどのように設定できるかについて、積極的に情報提供を行っています。

Vectorworksソフトウェアは、お客様のVectorworks製品の使用状況に関するデータを収集します。この情報はユーザーログに保存されます。Vectorworks内の環境設定では、このログから当社に報告されるデータの種類を管理することができます。また、ソフトウェアのアップデートを確認する際には、お客様に適切なアップデートを提供するために、お使いのコンピューターに関する一般的な情報が必要となります。

エラー報告とは何ですか?

エラー報告には、アプリケーションのクラッシュやその他の基本的な使用統計に関して集められた情報が含まれます。

ユーザーログにはどのような情報が収集されるのですか?

ユーザーログは、Vectorworksソフトウェアのバージョン番号や一般的なオペレーティングシステムの構成(プラットフォーム、グラフィックカード、モニター解像度)など、Vectorworksソフトウェアの使用データを含むファイルです。ログには、アプリケーションのクラッシュの詳細、選択されたワークスペース、元に戻す操作、ツールやコマンドの選択などが含まれます。お客様が選択したエラー報告の設定により、当社が受信するデータの量が決まります。

エラー報告の設定にあるオプションの意味は何ですか?

設定により、当社に送信される情報の詳細を4つのレベルから選択することができます。

  • 何も送信しない:この設定をしていても、お客様がVectorworksソフトウェアのアップデートやアクティベーションを確認する際、当社にオペレーティングシステム、グラフィックカード、モニターの解像度、Vectorworksソフトウェアのバージョンについての一般的なデータは送信されます。
  • クラッシュの詳細を送信する:常に報告される一般的な情報に加えて、このオプションは、ソフトウェアのクラッシュ時に、クラッシュ前のアイドル時間、受信済みアラート、ワークスペース情報、グラフィックスカードの操作などの追加情報を当社が受信することを可能にします。
  • クラッシュの詳細と簡単な使用パターンを送信する: 前にリストした情報に加え、元に戻す操作のリスト、ソフトウェアクラッシュの前に実行された操作、選択された可能性のあるオブジェクトの種類、Vectorworksソフトウェア関連のファイルパスを当社に送信します。
  • クラッシュの詳細と詳細な使用パターンを送信する: 「簡単な使用パターンオプション」で報告される情報に加えて、当社はツールやコマンドの選択などの追加情報を受信できます。

ユーザーログに含まれない情報はどのようなものですか?

当社が、お客様の図面のデータを見ることはできません。また、Vectorworksソフトウェアに関連しない使用データは収集しません。

ユーザーログの内容はどこで見ることができますか?

ユーザーログはユーザーフォルダに保存されます。

データの収集と報告は、Vectorworksソフトウェアの使用に影響を与えますか?

データの収集と報告は、作業中にバックグラウンドで行われるため、ワークフローには影響しません。

「アップデートの確認」とは何ですか、また使用データとはどのように関係しますか?

Vectorworksソフトウェアの環境設定内「その他」タブにある「アップデータを確認」オプションは、プログラムが利用可能なソフトウェアのアップデートを確認する頻度を選択します。適切なアップデートを判断するために、お客様のシステムに関する一般的な情報が必要です。アップデートを確認する際、当社は常にオペレーティングシステム、グラフィックカード、モニターの解像度、Vectorworksソフトウェアのバージョンに関する一般的な情報を受信しています。

当社は収集したデータを何に使うのですか?

当社は常に、可能な限り最高の品質のVectorworksソフトウェアをお客様に提供することを目指しています。当社は、お客様から受信した貴重なユーザーログ情報を、ユーザーのプライバシーを守りつつ、製品開発に役立てています。